起毛革の鞍の手入れ
Billy Royal の Pro Work Saddle II など起毛革のウエスタン鞍の手入れ。ブラッシング、カバー、泥の落とし方、避けるべきことを解説します。
起毛革(ラフアウト)は、革の肉面を外側にしたもので、起毛したスエード状の表面になります。この表面はよく滑り止めになり、傷みも目立ちにくいのですが、平滑革とは振る舞いが異なります。手入れの中心は、ほこりを入れないことと、毛足を保つことです。
Billy Royal で起毛革を使うワークサドルは2つです。グレード A の起毛革を挙げている Pro Work Saddle II と、起毛革と平滑革を組み合わせた Two-Tone Roughout Saddle です。
資料に書かれていること
起毛革のワークサドルについて公開されている指針は、短く実用的です。ほこりや泥を払い落とす、使わないときは鞍にカバーを掛ける、定期的にほこりをブラシかエアで飛ばす。これが基本線です。以下の手順は、これに一般的な革の手入れを加えたものです。
日々の手入れ
- カバーを掛ける。 通気性のある鞍カバーや布を騎乗のあいだに掛け、ほこりと光を遮ります。湿気を閉じ込める密閉ビニールは避けてください。
- 毛足をブラッシングする。 起毛革やスエード用の、硬めで清潔なブラシを使い、毛足の流れに沿って動かします。汚れて見えるときだけでなく、定期的に行います。
- ほこりを吹き飛ばす。 圧縮エアを使うと、ブラシの届かない縫い目、継ぎ目、シープスキンの縁のほこりを落とせます。
- 乾いた泥を先に落とす。 泥を乾かしてから、毛足に擦り込まずに、崩して払い落とします。
しみの落とし方
- 濡れたしみは、こすらず、清潔な布で押さえるように拭きます。
- 室温で、暖房器具や直射日光を避けて自然乾燥させます。
- 乾いたら毛足をもう一度ブラッシングします。
- 洗浄剤は必ず目立たない場所で試します。平滑革向けの洗浄剤は、跡を残したり毛足を固めたりすることがあります。
避けるべきこと
- 強いオイルとサドルソープ。 これらは平滑革向けに作られており、起毛革を濃くしたり毛足を固めたりします。迷ったらオイルは使わないでください。
- 鞍を水に浸すこと。 水は起毛革にしみを作り、乾くときに革を固くすることがあります。
- 熱。 ラジエーター、ドライヤー、暑い馬具室は革をむらに乾かします。
- 馬の上やトレーラーに置きっぱなしにすること。 汗、砂、日差しは、さっと拭くよりも大きな負担になります。
シープスキンの裏地
Pro Work Saddle II は下面全体がシープスキンで裏打ちされており、商品ページでは通気性とつぶれへの強さに役立つとされています。汗をかいた騎乗のあとは、カバーを掛ける前に裏地を完全に乾かしてください。羊毛が固まったら、やさしくブラッシングします。
ツートンの鞍
Two-Tone Roughout では、革ごとに別々に扱います。起毛革の部分はブラッシングし、平滑革の部分だけに保革剤を使います。方法は平滑革へのオイル入れの助言に従ってください。起毛革に保革剤を付けないようにします。
保管
ツリーを支える鞍掛けに載せ、涼しく乾燥した部屋で保管します。鞍の保管をご覧ください。
対象モデル
- Pro Work Saddle II(起毛革)
- Two-Tone Roughout Saddle(起毛革と平滑革)
起毛革と平滑革の一般的な違いについては、ワークサドルとランチサドルをご覧ください。
確認できていないこと
- 商品ページには、起毛革に推奨する洗浄剤、保護スプレー、ブラシの指定がありません。
- 起毛革の再撥水についてのブランド固有の助言は、今回確認した商品ページには公開されていません。選んだ製品の表示に従い、まず目立たない場所で試してください。
- 革の摩耗やしみに対する保証の適用範囲は明記されていません。保証をご覧ください。
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